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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月27日

 27日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比455円高の1万7163円で、今月14日以来、約2週間ぶりの水準まで値を戻してきた。取引時間中は上げ幅が500円を超える場面も。米国株と原油相場の上げが過度な下値不安を後退させ、売り方の買い戻しが主ではあるが、昨日の大幅下げを上回る戻りを演じている。市場の不透明感は依然として残っているが、今日の反発で売り込みにくさも幾分出てきた様子である。

 昨日の米国市場は原油相場の上昇を好感してダウ平均が大幅反発。再び1万6000ドル台を回復した。上げ幅282ドルは昨年12月以来の規模。OPEC加盟国と非加盟国で原油減産について協議するとの思惑が出て反発につながった。注目された米アップルの決算はふるわず時間外取引で軟調に推移している。さて、昨日の急反落で下値不安の強まった東京市場だが、本日は米国株の反発と原油高が支えとなって日経平均を大きく反発させた。取引時間中の中国上海株は一時3%を超える下げを示現していたが、今日のところは大きな影響を受けず大引けまで堅調に推移した。今晩の米FOMCの結果や明日から始まる日銀金融政策決定会合を前に売り方が駆け込みで手じまっている面もある。そのため東証1部の出来高は22億株と目立って増えてはいなかった。個別ではトヨタ <7203> がダイハツを完全子会社化するとの報道で上昇、ダイハツ <7262> は一時ストップ高まで買われている。(ストック・データバンク 編集部)

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