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【市況】中聯重科が売買停止、米同業テレックスに3900億円買収提案


建機大手の中聯重科(1157/HK)は27日、香港マーケットでの株式売買を一時停止した。「ニューヨーク上場企業に対する買収提案について、情報を開示する予定」と説明している。同社はそれ以上の詳細に言及していないが、米同業のテレックス(TEX/NYSE)に買収オファーをかけたもよう。1株当たり30米ドル、総額33億米ドル(約3900億円)を提示したとされる。
買収オファーの内容は、テレックスが26日に公表したもの。テレックスは昨年8月、フィンランド同業コネクレーンズとの合併に合意しているが、中聯重科が対抗買収を提案した格好だ。
中聯重科は中国2大建機メーカーの一角。コンクリートミキサーやクレーンなどを生産し、売上高は建機業界で世界10位に入る(中国では徐工集団に次ぐ2位)。世界市場の開拓でM&A加速。過去10年間で英企業1社、イタリア企業1社、中国企業7社を買収した。中でも08年に行ったイタリア建機大手CIFAの買収は大型案件(13年に完全子会社化)。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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