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【材料】キヤノンは小動き 国内大手証券は減収減益想定も、こうした状況をいかに脱却できるか注目

 キヤノン<7751>が小動き。前場は高い場面があったものの、現在は前日終値近辺で推移している。

 SMBC日興証券は、26日にキヤノンの国内関連子会社2社(国内販売子会社のキヤノンマーケティングジャパン<8060>と部品製造子会社のキヤノン電子<7739>)並びに2015年2月に買収した監視カメラシステムのAXISが15年12月期決算を発表したことを受け、リポートをリリース。キヤノンMJの売上未達はネガティブも、交換レンズの売上構成拡大でミックス改善により収益確保はポジティブと指摘。キヤノン電子は12月9日に下方修正済みでサプライズなしで、AXISの15年12月期第4四半期売上高は前年同期比17%増だが現地通貨ベースは7%増と、第3四半期から鈍化していると解説している。

 同証券は、16年12月期以降、AXISがフルで連結対象として寄与する前提で予想を策定しているものの、円安による嵩上げ効果が剥落する中で減収減益が続くと想定しており、こうした状況をいかに脱却できるかに注目しているとし、現時点でキヤノンの投資評価「3」(アンダーパフォーム)、目標株価3300円を継続している。
《MK》

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