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【材料】日本カーボンが続落、欧州大手はニカロン新工場の立ち上がりを織り込むにはまだ早いとの見解

 日本カーボン<5302>が続落。朝高後に値を消す展開。

 クレディ・スイス証券はリポートで、15年12月期第3四半期より電極の売価下落が一部で見られ、その影響から15年12月期は若干会社計画を下回り、16年12月期も市況下落と円高の影響により減益になると予想。次世代航空機エンジンでの採用が確定している炭化ケイ素連続繊維(ニカロン)の2016年の収益寄与は前年並みと予想、年末から立ち上がる予定の新工場の寄与は17年以降となるとみて、16年前半は業績的に厳しく、ニカロン新工場の立ち上がりを織り込むにはまだ早いとの見解を示している。

 同証券は業績予想を下方修正し、目標株価を340円から270円へ引き下げ、投資評価は「ニュートラル」を継続している。
《MK》

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