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【市況】25日の香港市場概況:ハンセン1.4%高で続伸、石油株が相場けん引


週明け25日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比259.63ポイント(1.36%)高の19340.14ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が68.13ポイント(0.84%)高の8173.11ポイントとそろって続伸した。売買代金は744億2000万香港ドル(22日の売買代金は899億300万香港ドル)。

先週末の好調地合いを継ぐ。日本や欧州での追加金融緩和期待の高まりや、原油相場の続伸などが好感されている。香港ドルの対米ドルレート続伸も、域内からの資金流出懸念を和らげさせた。

ハンセン指数の構成銘柄では、エネルギー関連株の上げが目立つ。石油大手3社の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が4.8%高、中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.1%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.9%高で引けた。

ゼネコンや発電設備などインフラ関連株も軒並み上昇。中国中鉄(390/HK)が6.1%高、中国鉄建(1186/HK)が3.0%高、中国交通建設(1800/HK)が2.6%高、東方電気(1072/HK)が3.9%高、上海電気集団(2727/HK)が1.5%高と値を上げた。東方電気と上海電気に関しては、両社が22日、それぞれエジプト電力公社(EEHC)から発電プロジェクトを受注したと発表したことが手がかり。それに先立って、中国中鉄もエジプトから鉄道建設を受注している。中国の習近平・国家主席は21日、中東歴訪の2カ国目に当たるエジプトでシシ大統領と会談し、同国に数十億米ドル規模の投資・融資を行うことで合意した。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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