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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家TOSHI氏:相場は作られる


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家TOSHI氏(ブログ「投資で常勝してお金に困らない生活」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2015年1月22日18時に執筆

はじめまして。
Toshiと申します。
最初のレポートになります。

相場では儲けられる思想を持つことが重要かと思います。
今年は年初からオーバーシュートする相場に見舞われております。
これも、行き過ぎではありますが注意深く見ていれば想定できたのではないかと見ております。

相場は材料と需要と心理で成り立っていると思っております。
今年は年初より中国不安、原油安、からリスク回避の動きが強まりました。
去年より示唆していましたが、今年は大型より中小型の材料株相場と見ておりました。

日経平均を上げるにも年始は材料不足かなと感じているところに、中国を震源に売られる方向性がでました。
とにかく、買い材料不足だったのです。

ヘッジファンドも去年は全体では運用がマイナスに至っており、今年は生き残りの動きがさらに強まります。
ただ、短期筋はうまく儲けている状況で、資金も膨張しています。

特に日本では、先物が外資に牛耳られており、先物で自由に相場が作られているのが現状です。
材料に追随する形でアルゴリズムを使い、投資家もそれに追随していくので思わぬ株価になります。
個人投資家が最後に材料で翻弄され売らされてしまいます。

相場が下げる時は小さな悪材料でも下げます。
良い材料は無視されます。
上げる過程ではその逆です。

また、指数の影響材料は相場が動いた後から付いてくるものです。
一番怖いのは、隠れている材料が表面化するときです。

今回の下げは、周知されている材料を煽って下げているので怖くありません。


アベノミクスも3年を迎え、今年は踊り場と見てその後の上げに力をためるにはこういう押しが早くに起きたということで、いいと思っています。

3年上げ、1年休み、3年上げ、崩壊する流れを、アベノミクスが始まった頃から私は「バブル時の株価に行くのでは」とコメントしている次第です。

今年は乱高下の年になるかもしれませんが、テーマも豊富で、今まで出遅れていた中小株への動きも、指数に関係なく動く1年になる感じもしています。
ですので、上手く乱高下を利用できれば思いのほか最高のパフォーマンスの年になるのではないかと思います。

日米とも選挙と金融政策、経済対策、国策と消費税問題、中国経済、中東情勢など、情勢を見て短期のファンドがその都度、仕掛けてくるかと思います。


相場の方は、最高の投資タイミングは終えましたがまだ押しがないとも言えません。
あらゆる指標が底値を示していましたが、買い材料不足で最後の需要の投げがきました。
16000円以下は完全なオーバーシュートとなりました。
株はそういう場面でリスク取って買って儲けるのが醍醐味です。

来週は日銀の動向に期待がかかります。
去年もドラギ発言から相場が戻り、期待はずれで相場は崩れ、また期待と。
金融政策に翻弄されています。

日銀は何をしているのでしょうか。
市場との対話に欠けています。
選挙など気にせず、独立性を保って経済動向を見て、しっかり日銀のできることをしてもらいたいと思います。

いずれはマイナス金利、禁じ手の地方債買取など、国債増額やETF増額もいいですが、他の地ならしもしてもらいたいものです。

来週も乱高下があるかなと思います。

ブログでは主に相場感、メルマガは個別銘柄にも言及しております。
ここでは、相場は作られるが基本に、お金の動向、世界経済、個別やテーマ、為替、商品、政治にいたるまで、あらゆるジャンルのその時々のコメントをしていきます。
今後ともご期待ください。

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執筆者名:TOSHI
ブログ名:投資で常勝してお金に困らない生活

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