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【経済】(中国)深センの不動産市場は完全にバブル、警戒の声が相次ぐ


広東省の深セン市の不動産市場が完全にバブル状態にあると警告されている。統計によると、昨年12月の同市の住宅価格は前年同月比で47.5%上昇したという。

ただ、深センの住宅価格を押し上げているのは実需ではなく、投機的な資金流入が主因だと指摘されている。また、一段の住宅価格の上昇期待から自己資金が少ない人もこの波に乗っており、住宅価格がいったん下落し始めると、実体経済に与える衝撃が予想以上になると警戒されている。

統計によると、深セン市の賃貸用不動産の投資利回りは現在、2-3%にとどまっているという。賃貸で利益を上げる方法は現実的ではないと指摘されている。需給のバランスからみても同市の住宅市場のバブルリスクが高いと警告されている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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