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2016年01月25日07時58分

【経済】先週木曜日が陰の極か


年初から始まった世界同時株安を受けて、日本の株式市場も下落につぐ下落を演じ、先週木曜日には日経平均株価は去年末から一時3000円以上下げた。その間わずか14営業日で、ほとんど毎日大幅に下落し、上昇したのはたった2日、上昇した翌日には上げた分を帳消しにしたうえさらに下落するという酷い状態であった。
 昨年8月にも同じような下落があったが、今回はその時の安値を割り、下落の仕方もより酷い印象だ。今回の下落の要因は前回の中国の景気減速懸念に加えて原油価格の暴落が重なった(ただし、原油の下落の要因のひとつは中国減速懸念)。
 世界の株価下落だけを見ると、まるで世界経済が景気後退(リセッション)に陥ったかのようだ。しかし、世界経済は3%前後で拡大し続けており、中国も依然として年6.9%成長している。中国の経済指標が信用できないとして、仮に半分だとしても年3.5%は成長している。悲観はあまりにも行き過ぎではないか。
 総悲観が行き過ぎれば、当面の投げは出尽くし相場は底を打つ。先週木曜日は前日水曜日の高値から約700円もの暴落をみて、総悲観のぶん投げ祭りといった状態だった。騰落レシオや空売り比率も異常値と言ってよいところまできていた。
 はたせるかな翌日金曜日には日経平均株価は900円超も上昇した。歴史的な大相場も総悲観の中から生まれた。先週の木曜日がいわゆる「陰の極」だったのかどうか、大変注目されるところである。
《YU》

 提供:フィスコ

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