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【通貨】英ポンド週間見通し:もみあいか、原油先安観が上値を抑える可能性


■対円レートは反発、原油先物の急反発を好感した買い

先週のポンド・円は反発。英中央銀行の利上げは2017年以降になるとの見方が広がり、週前半はポンド売りが優勢となった。しかしながら、原油先物の急反発や欧米株高を意識してポンドを買い戻す動きが広がり、米ドル・円相場が円安方向に振れたことによってポンドの対円レートは一時170円台まで上昇した。取引レンジは163円99銭-170円36銭。

■もみあいか、原油先安観が上値を抑える可能性

今週のポンド・円はもみあいか。日本銀行は金融政策決定会合で追加金融緩和を行う可能性がある。少なくとも決定会合直前までは円売りが強まる可能性がある。ただ、世界的な供給過剰懸念を背景とした原油の先安観は後退せず、リスク回避のポンド売りが大きく後退する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・28日:10-12月期国内総生産速報値(前年比予想:+1.9%、7-9月期:+2.1%)

予想レンジ:168円00銭-171円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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