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【通貨】1月21日のNY為替概況


21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、116円86銭から117円78銭へ上昇した。

ドラギECB総裁が追加緩和の可能性を示唆したためリスク選好の円売り、米国債券利回り上昇に伴うドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.0921ドルから1.0778ドルへ下落し、1.0880ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り政策金利を据え置いたがその後の会見でドラギ総裁が金融市場の混乱や新興諸国の景気鈍化で域内の回復が抑制、インフレ見通しも著しく低下したとの見方から、「3月に政策姿勢を再検討する必要性がある」と追加緩和を示唆したためユーロ売りが加速した。ユーロ・円は、126円17銭へ下落後、126円08銭へ上昇。

ポンド・ドルは、1.4080ドルへ下落後、1.4229ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、1.0034フランから1.0147フランへ上昇。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測が強まったことに連れ、国立銀行によるフラン高是正介入への警戒感が強まった。



[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:29.3万件(予想:27.8万件、前回:28.3万件←28.4万件)・米・失業保険継続受給者数:220.8万人(予想:224.7万人、前回:226.4万人←226.3万人)・米・1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:-3.5(予想:-5.9、12月:修正値-10.2)・ユーロ圏・1月消費者信頼感(速報値):-6.3(予想-5.7、12月-5.7)
《KY》

 提供:フィスコ

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