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【経済】中国:スマホなど「情報関連消費」急増、小売市場拡大の原動力に


中国では昨年、スマートフォンやタブレット端末、音楽ダウンロードなど、「情報関
連の消費」が急増した。中国社会科学院がこのほど発表した「社会白書」によると、
その勢いは消費全体の伸びを大幅に上回り、小売市場拡大の大きな原動力となった。
中国青年報が19日付で伝えた。
同紙が最近、中国の消費者約2000人を対象に行った調査では、昨年1年間の消費額
が「1万~2万人民元(約17万8000~35万6000円)」だった人が全体の29.9%、「3万
人民元以上」だった人が25.2%を占めた。消費品目(複数回答)は「衣類」が最多
で、73.0%の人が購入。また「食品」も69.2%の人が購入するなど、従来型の「モ
ノ」が多い。ただ、過去の傾向と違って特徴的なのは、「情報関連の消費」が急増し
たことだった。
「情報関連の消費」では、調査対象の32.5%が「ハードやソフトを購入した」と
回答。ハードではスマホ(76.8%)、タブレット端末(32.9%)、スマートテレビ
(25.3%)を購入した人が多かった。またソフトでは、インターネット上で「映像視
聴・音楽ダウンロード」の支払いをしたという人が最多で45.1%。ほかに、「ネット
小説」(30.2%)、「オンラインゲーム」(29.5%)、「アプリ関連」(29.0%)の
支払いをしたと答えた人も目立った。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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