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【材料】東レ、欧州大手は炭素繊維強化熱可塑性プラスチックは自動車用構造材料で採用急拡大する可能性高い

 東レ<3402>が続落。朝安後に切り返してプラス圏に浮上する場面があったものの、現在は下押しして今日の安値圏で推移している。

 クレディ・スイス証券は、同社が20日に炭素繊維と柔軟な異種繊維を併用(ハイブリッド)することにより、強度や剛性を高いレベルで維持しながら、耐衝撃性を大幅に向上した射出成形用の炭素繊維強化熱可塑性プラスチックを開発したと発表したことについて、この開発品の特徴は、既存の射出成形機を用いて成形できるほか、各種インサート成形など複合成形への対応も可能である点と解説。今後2年以内にこの製品が実用化されると、2020年に向け自動車用構造材料としての採用が急拡大する可能性が高いとの見解を示している。

 同証券は現時点で、投資評価「アウトパフォーム」、目標株価1470円を継続している。
《MK》

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