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【特集】萩原工業 Research Memo(6):機械製品事業の営業利益は24.1%増となる見込み


■業績動向

(2) 2016年10月期予想

萩原工業<7856>の2016年10月期の業績予想は、売上高を前期比6.5%増の24,000百万円、営業利益を同5.9%増の2,500百万円、経常利益を同4.5%増の2,500百万円、当期純利益を同23.8%増の1,800百万円としている。事業別では、合成樹脂加工製品事業の売上高が前期比4.8%増の18,400百万円、機械製品事業が同12.6%増の5,600百万円の予想となっている。戦略製品群の売上高は11,239百万円と前期比8.1%の伸びが見込まれており、全体の増収率を上回る。そのため、売上高構成比は前期比0.6ポイントアップの46.8%が見込まれている。

事業別営業利益は、合成樹脂加工製品事業が前期比ほぼ横ばいの1,800百万円、機械製品事業が24.1%増の700百万円となる。合成樹脂加工製品事業は、売上高営業利益率が前期比0.4ポイント悪化する予想となっている。同予想は、決算が発表される4~5ヶ月前に作成された。その後、原油、ナフサ、ポリエチレンの価格が急落しており、同社にとって原材料安になる。同社はニッチ市場をメインとしていることもあり、原材料価格の変動に対し販売価格を極力維持するような営業戦略をとっている。現時点で、期初予想はコンサバになったと言って差し支えないだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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