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【材料】ソフトバンクが昨年来安値更新、波乱相場の象徴で売買代金もトヨタに次ぐ

 ソフトバンクグループ<9984>が急落、昨年9月30日につけた昨年来安値5370円を一気に下抜け、新安値に売り込まれた。

 東京株式市場は世界株安の連鎖に巻き込まれ、日経平均株価は一時1万6700円台を割り込み、昨年9月にチャイナ・ショックでつけた安値を下回っただけでなく、1年前の2015年1月14日の終値ベースの昨年来安値である1万6795円も下回るなどリスク回避の流れが加速している。下げ止まらない原油市況や中国株安、為替の円高など波乱相場の震源は海外要因によるものだが、日経平均寄与度が高く、個人株主も多い同社株はリスクオフの象徴株として大きく値を崩している。

 同社株は株式需給面でも直近は信用買い残が増加傾向にあっただけに、その反動による投げ売りが顕在化、個人の信用余力の低下が全体地合いをさらに悪化させる悪循環に陥っている。商いも増勢で前場の売買代金もトヨタ自動車<7203>に次ぎ東証1部第2位に浮上、急落に買い向かう動きも観測され、注目度の高さを暗示している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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