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【通貨】英ポンド週間見通し:やや下げ渋りか、過度の相場下落を修正する動きとなる可能性も


■利上げ先送り観測などで166円台に続落

先週のポンド・円は続落。原油安の継続や英中央銀行の利上げは2017年以降になるとの見方が広がったことが要因。投資家による米ドル買い・ポンド売りが活発となり、この影響でポンドの対円レートは2014年2月以来となる166円台前半まで下落した。取引レンジは166円25銭-172円28銭。

■やや下げ渋りか、過度の相場下落を修正する動きとなる可能性も

今週のポンド・円はやや下げ渋りか。英中央銀行の利上げ先送りの思惑が広がっていることや原油安などを意識して、下落基調が一変する可能性は低いとみられる。ただ、過度の相場下落の修正への期待感が浮上しており、12月の消費者物価指数や小売売上高が予想を上回った場合、ポンドを買い戻す動きが広がる可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・19日:12月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.2%、11月:+1.2%)
・20日:12月失業率(予想:2.3%、11月:2.3%)
・22日:12月小売売上高(前月比予想:-0.1%、11月:+1.7%)

予想レンジ:164円00銭-169円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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