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【材料】シャープがカイ気配、鴻海の買収金額引き上げ報道で物色資金流入

 シャープ<6753>がカイ気配スタート。前日は全体波乱相場のなか、一時108円まで下落し昨年来安値にツラ合わせしたが、きょうは大幅に買いが優勢となっている。官民ファンドの産業革新機構などとの経営再建に向けた交渉が進捗するなか、一方で買収に意欲をみせる台湾の鴻海精密工業などの動向にも注目が集まっている。

 読売新聞が15日、「台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が15日にも、買収を再提案することが明らかになった」と報じており、これが株価を強く刺激している。記事は「7000億円規模の資金を出す方向で調整しており、最終案と位置付ける。これまで上限5000億円を提案していたが、金額を大幅に引き上げ、シャープの時価総額(14日の終値で約1850億円)の3倍以上とする」と伝えており、これを手掛かり材料に投機資金の流入が加速した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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