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2016年01月14日17時54分

【特集】アールシーコア CORPORATE RESEARCH(10/10):上期の決算は好調さを維持


総評と「Ω戦略室」
今回発表された、アールシーコア<7837>(以下「RCC社」、「同社」)の今年度上期の決算は、契約高、売上高、利益ともに、前年度下期からの好調さを維持した、強い内容であった。

筆者は、2014年7月のIレポートにおいて記したように一つの懸念を持っていた。それは、2014年4月の増税前の駆け込み需要が総合住宅展示場の集客に結びつき、本来増税というイベントがなければ、その後にBESSの単独展示場でBESSの家に触れ、“他社と比較することなく”BESSの家を契約したであろう感性の持ち主である潜在契約者が、BESSの家に触れることなく、総合住宅展示場で各社の比較で住宅を購入したケースが存在する、つまり、潜在契約者が他社に“青田買い”された可能性があるということであった。しかし、今回の決算は、それが一時的な杞憂に終わり、同社が同社らしい通常期のビジネス・フレームに戻っているということを強く印象づけたといえる。

また、今年度より発足した「Ω(オメガ)戦略室」は、同社の持つBESS事業でのノウハウを活かし非住宅分野での事業の推進をその目的としている。
現在のところ具体的な共同事業の公表はないが、筆者が想像するに、幼稚園、駅、道の駅、地方の公共施設、マンションの共有部分など、“ここにBESSが似合う。ここにBESSがあって欲しい”と感じさせる施設は多い。また、マンションにしても内装の部分を同社が行えれば、レジデンシャル・リートへの道も拓けるであろう。BESSの家、そしてリフォーム事業であるNEWITの技術とコンセプトが発揮されることに期待したい。

今回同社が行った「ユーザー・ハピネス アンケート」の結果は、契約者の共通した感性を示すものであるとともに、もう一つのことを教えている気がする。それは、柔道着を着ると強くなったような気がするのと同じことで、BESSの家に住んだからユーザー自身が変わった部分があるのではないかということである。家は存在しているだけで、自らは何も変わらないが、住んでいる人が変わっていく。BESSの家は「触媒」であるということ、そして、それを感じる住宅がBESSなのであるということが何よりも同社の強みであるということを再認識した。


スプリングキャピタル株式会社 井上 哲男

《HN》

 提供:フィスコ

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