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2016年01月14日16時00分

【特集】ミロク情報サービス Research Memo(1):中堅・中小企業向けの新規開拓が進み半期ベースで過去最高業績更新


ミロク情報サービス<9928>は、会計事務所及び中堅・中小企業向けに、財務会計・税務システムを中心とするERP(統合業務)システムを開発・販売する業界大手。

2016年3月期第2四半期累計(2015年4月?2015年9月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.1%増の11,833百万円、営業利益が同10.0%増の1,433百万円となり、半期ベースでの過去最高業績を更新、期初計画比でも上回るなど順調に推移した。中堅・中小企業向けの新規開拓が進み、ソフト保守サービス収入が伸びたことが要因だ。経営指標として重視しているシステム導入契約売上高の受注残高も4.87ヶ月と前期末比で0.66ヶ月と順調に積み上がっている。

2016年3月期は売上高が前期比5.4%増の23,600百万円、経常利益が同16.0%増の3,000百万円と5期連続での過去最高益を更新する見通し。9月より販売を開始したマイナンバー管理システムの引き合いが好調なほか、同システムの導入に伴い、セキュリティ関連システムの受注も好調に推移している。マイナンバーへの対応を優先しているため、既存顧客に対する主力製品の買い替え販売が後ろ倒しになるケースは出ているものの、豊富な受注残を背景に会社計画は達成できる見込みだ。

2015年3月期からスタートした第3次中期経営計画(3ヶ年)では、最終年度となる2017年3月期に売上高26,000百万円、経常利益4,000百万円を目標として掲げている。既存事業の持続的な成長に加えて、新規事業による収益基盤の確立、並びに新たな顧客を創造する新製品・サービスの開発に取り組んでいく方針で、売上成長と同時に収益性の向上も進めていく方針だ。

新規事業では、中小企業の事業承継・事業再生支援サービスを開始しており、窓口となる会計事務所とのパートナー契約を拡大しながら、中小企業向けで国内トップのセルサイド・プラットフォームを目指していく。また、2016年4月以降に、企業向けの新たなクラウドサービスを開始する予定となっている。

■Check Point
・新規顧客開拓に加えサービス収入の増加により売上高の成長が続く
・豊富な受注残高やマイナンバー関連の売上げで過去最高業績を見込む
・新規事業である事業承継支援サービスに対する成長期待が高まる

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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