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【材料】関東電化が急伸、東海東京が業績見通し増額で「アウトパフォーム」継続

 関東電化工業<4047>が全体相場の戻りに乗じて急伸、昨年12月3日以来となる900円台を回復した。半導体・液晶向け特殊ガス大手で、エレクトロニクス化が進展する自動車やスマートフォン向け半導体需要の拡大が、同社の特殊ガス需要拡大につながっており、16年3月期は営業利益段階で前期比69%増の78億円を見込んでいる。

 東海東京調査センターが12日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続とし、目標株価を1470円に設定、これが買い人気を増幅している。同調査センターでは、「関東電化の主力製品の収益力に対する懸念から8 月のピーク以降(株価は)約3 割下落した。しかし、中国のEV 市場の急速な立ち上がりから、同社リチウムイオン電池材料の数量増がこれら懸念を上回り17年3月期も増益になると考え、現在のバリュエーションは割安である」としている。

 16年3月期の営業利益については従来予想の79億円から83億円(前期比79.5%増)予想に上方修正、また17年3月期は85億5000万円から91億8000万円予想(16年3月期推定比10.6%増)に上方修正している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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