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【特集】スターティア Research Memo(8):NTTの光コラボサービスを独自パッケージサービスで展開


■中期成長を担う新商材

(4)スターティア光

NTTは、これまで自社で販売してきた「フレッツ光」をサービス提供事業会社に卸売し、事業会社は独自にサービスを追加して自由な料金設定で消費者に販売できるようになった。これを「光コラボサービス」といい、事業者を「光コラボレーション事業者」と称している。スターティアはこの光コラボレーション事業者として、スターティア<3393>の独自のパッケージサービスを「スターティア光」のブランドで販売している。今現在フレッツ光を利用中の消費者でも、スターティア光のような光コラボ事業者のサービスに切り替えることができる。これを「転用」というが、転用に際しては電話番号の変更や工事などは発生せず、契約形態の変更だけで済む。転用後でもNTTしか行っていないサービスはそのままNTTとの契約において利用可能であるため、消費者の利用環境は何も変わらない。

光回線はITサービスのトータルソリューションプロバイダとしての同社にとっても、最も基本となる部分であり、同社の既存の商材・サービスとの親和性は非常に高いと言える。現実にもそれを反映して、既存客に対して重ね売りの形での販売が伸びているもようだ。来期以降は、後述する電力の小売と合わせて、新規顧客開拓においても威力を発揮することが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《RT》

 提供:フィスコ

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