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【特集】インタースペース Research Memo(8):中期的な経営目標は売上高250億円、営業利益15億円の達成を掲げる


■今後の見通し

(2)中期計画

インタースペース<2122>は中期的な経営目標値として、連結売上高25,000百万円、営業利益1,500百万円を掲げている。今の成長ペースでいけば3?4年後には達成できるものと考えられる。

収益のけん引役となるのは、国内のインターネット広告事業で、営業強化によるアフィリエイトサービスのシェア拡大に加えて、ネイティブ広告など新規サービスを強化していくことで事業規模の拡大を進めていく。また、メディア運営事業では「ママスタジアム」に続く新規メディアの開発、育成を進めながら安定した収益体質の構築を図っていく。

海外事業に関しては、アフィリエイトサービスを展開する各国で市場シェアNo.1の確立を目指していく考えで、3年内の黒字化を当面の目標としている。東南アジアにおけるeコマース市場は今後、高成長が見込まれており、アフィリエイト広告の成長ポテンシャルも大きい。課題は、クライアント企業や提携パートナーの開拓と同時に不正防止対策などとなるが、こうした課題は既に日本でも経験しており、克服可能とみられる。現在の事業規模はまだ小さいものの、中長期的には同社の収益をけん引する主力事業に育つものと期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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