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【材料】さくらインターネットがストップ高カイ気配、需給相場加速で異次元の上げ足

 さくらインターネット<3778>が連日のストップ高。値幅制限上限に気配値で張り付き、日経平均が急落するなかで異次元の上げ足を続けている。

 仮想通貨ビットコインの基盤テクノロジーであるブロックチェーンの実証実験を、テックビューロ社と共同で実施している。そのなか、IoT(モノのインターネット化)とブロックチェーンを組み合わせた実証実験環境を一定期間無料で提供することを発表したことが、投機資金攻勢の拠りどころとなっている。

 市場関係者によると「全体は主力株の下げがきつく、材料株に物色資金が集まりやすい。現状は小型材料株にも値を崩すものがあり強弱入り乱れているが、個人の追い証は限定的でフィンテックのシンボルストックである同社株への影響は今のところみられない」(国内ネット証券大手)という。株式需給面では直近信用買い残が大きく減少し、信用倍率は1.0倍台と拮抗、日証金では逆日歩のつく状態にあり、「踏み上げを期待する動きもあるようだ」(同)としている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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