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【市況】NY株式:ダウは52ドル高、買い戻し広がるも原油安が重し


11日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は52.12ドル高の16398.57、ナスダックは5.64ポイント安の4637.99で取引を終了した。先週末にかけて大幅下落となったことで、買いが先行。しかしながら原油相場が一時30ドル台まで下落したことが重しとなり、株価は揉み合う展開となった。中国当局による株価対策への不信感などからアジア株が全面安となったことも投資家心理を悪化させた。セクター別では、自動車・自動車部品や小売が上昇する一方でエネルギーや素材が下落した。

原油相場の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。バイオ医薬品のバクスアルタ(BXLT)は英シャイアー社による買収に合意したものの、小幅下落。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOがロサンゼルス-ニューヨーク間の自動運転が2年以内に実現すると発言したが、売られた。一方で、携帯端末のアップル(AAPL)はみずほ証券による投資判断引き上げを受け、上昇した。

非鉄金属のアルコア(AA)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表、一株利益は予想を上振れたものの、売上高は下振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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