市場ニュース

戻る
 

【市況】米国株見通し:自律反発に期待、雇用統計上振れでも反応は限定的か


『米株式市場』

7日のNY市場は下落。中国経済への懸念が強まる中、人民元安の進行を受けてアジア、欧州株が全面安となり、米国株も売りが先行。原油相場に下げ止まりの兆しが見えないことも嫌気され、終日軟調推移に。ダウ平均は392.41ドル安の16514.10、ナスダックは146.34ポイント安の4689.43。

注目されていた中国市場については、サーキットブレーカー制度の停止を受けて、反発をみせている。また、中国人民元の先安警戒感が一服したことも安心感につながっている。欧州市場も総じて上昇しており、自律反発が期待されるところ。

中国の落ち着きにより、市場は雇用統計の結果に関心が向かうことになろうが、先のADP雇用報告の結果からは、予想を上振れることが期待されている。ただし、今週の市場が混乱に見舞われたことを考えると、雇用統計に対する市場の反応は限られる可能性があり、自律反発の域は脱せない展開も意識されそうだ。

《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均