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【特集】MRT Research Memo(5):馬場社長就任による組織的経営移行で業績拡大ペースが加速


■業績動向

●過去の業績
2010年3月期以降の業績が開示されているが、馬場社長が就任し組織的経営に移行した2011年3月期以降、成長ペースが加速。2015年3月期まで5期連続して増収を記録、その間における売上高の年平均成長率は14.9%に達する。一方、2010年3月期から2015年3月期までの経常利益の年平均成長率も69.7%と高い伸びを記録している。

なお、2014年3月期に大幅減益を余儀なくされたのは、下期(2013年10月?2014年3月)に将来の成長のために営業人員の強化を行ったことに加えて、元従業員(元システム担当者)による個人情報流出※に絡んでシステム要員を増員したことによるコスト増が収益圧迫要因として働いたためだ。そのマイナス影響が一巡した2015年3月期は、売上高が前期比14.2%増の831百万円、営業利益が同214.5%増の173百万円と、増収、増益トレンドへ復帰している。
※2012年3月から4月にかけて、MRT<6034>の特定の役職員に対する着信メールを不法に作成者不明の個人メールアドレスへ自動転送するプログラムが仕掛けられていたことが、同年9月に発覚し、警察に捜査を依頼。その後の社内調査で、個人情報流出の可能性があることが判明。元従業員が逮捕された事件。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《RT》

 提供:フィスコ

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