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【市況】日経平均は5日続落、一時200円超の上昇も大引けにかけ弱含む/相場概況


日経平均は5日続落。前日の欧米株安の流れを受けて、日経平均は205円安からスタートした。その後、人民元の基準値が前日よりやや元高水準に設定され、為替相場が円安方向に振れたことから、日経平均は前場に一時200円を超える上昇となった。サーキットブレーカー制度が一時停止された中国市場で上海総合指数は取引開始直後に荒い値動きとなる場面があったものの、売り一巡後は堅調に推移し、一時3.5%高まで上昇した。ただ、日経平均は大引けにかけて弱含み、再びマイナスへ転じて本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比69.38円安の17697.96円となった。大発会からの5日続落は戦後初となる。東証1部の売買高は25億9124万株、売買代金は3兆2017億円だった。業種別では、電気・ガス業、海運業、建設業が下落率上位だった。一方、上昇したのは、ゴム製品、精密機械、機械の3業種のみだった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、富士重<7270>、三井住友<8316>などが軟調。前日発表した決算がネガティブ視されたファーストリテ<9983>は一時7%超下落したものの、売り一巡後は下げ渋る展開となった。同様に前日決算発表した7&IHD<3382>は3%超の下落に。また、ネクステージ<3186>、イーレックス<9517>、リオン<6823>などが東証1部下落率上位となった。一方、ファナック<6954>、ソニー<6758>、マツダ<7261>、日東電<6988>、ダイキン<6367>などが堅調。第3四半期決算発表とともに通期予想を上方修正した良品計画<7453>は8%近い上昇に。また、材料を手掛かりにさくら<3778>がストップ高まで買われ、SKジャパン<7608>、関電化<4047>などとともに東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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