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【市況】東京株式(前引け)=69円高、中国株にらみで不安定な推移

 8日前場の東京株式市場は、日経平均株価が前日比69円56銭高の1万7836円90銭と5営業日ぶりに反発している。ただ、中国株にらみで不安定な状態は続いている。東証1部の売買高概算は、14億8018万株、売買代金概算は1兆8077億5900万円。値上がり銘柄数は902、対して値下がり銘柄数885、変わらず146銘柄となった。

 寄り付き直後には、前日の世界同時株安の影響で、1万7500円近辺まで下落したものの、ここ数日波乱要因となってきた中国人民元の下げが一服したのを受け、電機、自動車、機械などの主力輸出銘柄を中心に買い戻しの動きが高まった。

 上海総合指数は高く始まって、いったん前日比マイナス圏に沈んだものの、その後切り返して小康状態の推移となっている。ただ、後場に入ると、日本時間の今夜発表される米15年12月の雇用統計を前にして、手控え姿勢が強まる可能性がある。

 個別銘柄では、トヨタ<7203>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、ダイキン<6367>、ブリヂストン<5108>が買われ、良品計画<7453>、さくらインターネット<3778>は大幅高。このほか、関電化<4047>、アマダ<6113>、東エレク<8035>も上昇している。半面、ファーストリテイ<9983>、村田製<6981>、キヤノン<7751>、7&iHD<3382>、パイオニア<6773>、キユーピー<2809>は売られている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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