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【市況】東京株式(前引け)=中国リスクで1万8000円大台割れ

 7日前引けの日経平均株価は前日比324円安の1万7867円と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は12億1240万株、売買代金概算は1兆4136億9000万円。値上がり銘柄数は229、対して値下がり銘柄数は1645、変わらずは57銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、リスクを避ける動きが継続、朝方安くスタートした後、下げ渋る場面もあったが、10時15分過ぎから一気に下げが加速した。中国人民銀行による人民元の基準値引き下げの発表が、前日同様にリスクオフの引き金を引いた格好。中国株市場が大きく値を崩し、サーキットブレーカーが発動されたことや、為替が急速に円高に振れ1ドル=118円台を割り込んだことも嫌気され、輸出主力株中心に売り圧力が強まった。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が売買代金トップで安く、ファナック<6954>も売られた。キーエンス<6861>が大幅安、ダイキン工業<6367>も値を下げた。SCREENホールディングス<7735>、日東電工<6988>が急落、日産化学工業<4021>、イーレックス<9517>も下落した。半面、モバイルクリエイト<3669>が大幅高、りらいあコミュニケーションズ<4708>も物色人気。エスケイジャパン<7608>が急伸、スギホールディングス<7649>、シュッピン<3179>なども値を上げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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