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【市況】東京株式(大引け)=182円安、朝高後値を崩し大幅続落

 6日の東京株式市場はやや買い優勢でスタートしたものの続かず、寄り後は売り物に押される展開に。日経平均は前場途中から下げ幅を広げ、後場寄りに1万8000円トビ台まで売られる場面があった。

 大引けの日経平均株価は前日比182円68銭安の1万8191円32銭と3日続落。東証1部の売買高概算は20億7618万株、売買代金概算は2兆4307億5000万円。値上がり銘柄数は359、対して値下がり銘柄数は1493、変わらずは83銘柄だった。東証1部全体の77%の銘柄が下落したが、売買代金は昨年12月21日以来の水準に膨らんだ。

 前日の欧州株が総じて高く、米国株も方向感を欠いたとはいえ底堅さをみせ、きょうの東京市場も朝方は値ごろ感からの押し目買いが先行した。しかし、前場後半になって地合いは一変する。北朝鮮が水爆実験を行ったことが分かり、それに前後して為替が大きく円高・ドル安に振れ、日経平均も先物主導で一時300円を超える下げをみせた。その後は中国株や韓国株が底堅い動きをみせるのを横目に下げ渋る展開に。電子部品や自動車などの値がさ株が売られたほか、物色テーマに乗る中小型株もこれまで先駆した銘柄に利益確定売りが目立った。

 個別では、トヨタ自動車<7203>が下落し、任天堂<7974>は大幅安。ファナック<6954>、村田製作所<6981>も売られた。ブレインパッド<3655>が大きく利食われ、テクノスジャパン<3666>も安い。安川電機<6506>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の下げもきつい。

 半面、NTT<9432>が堅調、小野薬品工業<4528>も買われた。石川製作所<6208>、ルネサスエレクトロニクス<6723>も物色人気。さくらインターネット<3778>も後半伸び悩んだものの高い。ダイヘン<6622>、日産化学工業<4021>も上昇した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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