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【経済】中国:中国規格のインドネシア高速鉄道、21日にも着工


インドネシア初の高速鉄道は、今月21日にも一部区間で着工される見通しだ。2018年の全面完工を目指す。首都ジャカルタと140キロ離れた第3都市バンドンを結ぶ。予定される時速250キロで走行した場合、両端間の移動は3時間を超える現在から、わずか35分まで縮まる。片道運賃は16米ドル(約1900円)が想定されるという。環球網が5日、外電情報として伝えた。
中国とインドネシアは昨年10月16日、高速鉄道の建設契約に調印。双方は今年3月以来、密接な交渉を続けていた。中国鉄路総公司をはじめとする中国企業連合を通じ、インドネシア国営ゼネコンのウィジャヤ・カルヤ(WIKA)などと調印。中国の技術、規格、装備、設計を使用することが決まった。途中3カ所に駅を設ける。中国のコンサル企業は、投資額55億米ドル(約6515億円)と見積もった。
一方、省エネ、耐震、安全面の強みを強調していた日本勢は、2009年から交渉を進めてきたにもかかわらず、後発の中国に翻弄される形で敗退を余儀なくされている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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