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【経済】中国、16年の世界金融市場にショック与える可能性も=IMF主任エコノミスト


国際通貨基金(IMF)の主任エコノミストであるモーリス・オブストフェルド氏はこのほど、中国の成長鈍化が2016年の世界経済にとって大きなリスクのひとつだと指摘。成長ペースが政府目標を下回った場合、世界の金融市場に大きなショックを与える可能性があるとの見方を示した。

モーリス氏は、中国の成長鈍化に伴い、原油など商品に対する需要が減少していると指摘。中国の需要減が世界経済に与える悪影響が予想以上に大きいと強調した。

また、中国以外の新興国も自国の通貨安やインフレ加速、原油などの輸出減・価格急落に苦しんでいると指摘。原油などの価格が一段と下落した場合、こうした弱点がさらに露呈すると予想した。新興国リスクの高まりに伴い、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースなどに注目する必要があると強調した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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