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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円台を堅持か、株安一服でリスク回避の円買い縮小へ


4日のドル・円は東京市場で120円47銭から118円91銭まで下落。欧米市場でドルは一時118円71銭まで続落したが、119円46銭で引けている。

本日5日のドル・円は119円台で取引される見込み。株安は一服する可能性があることから、リスク回避的な円買いは縮小し、ドルは119円台後半まで戻す可能性がある。

米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は4日に行われた米CNBCとの会見で、米国経済は堅調であり、今年3回から5回の利上げが理にかなうとの見解を示した。報道によると、ウィリアムズ総裁は中国経済の動向が米国に与える影響について「米経済のファンダメンタルズは力強く、大きな懸念材料ではない」と指摘している。

市場関係者の多くは今年3-4回の利上げを想定しているようだが、経済情勢次第では2回にとどまる可能性があるとの声も聞かれている。米連邦準備制度理事会(FRB)が年4回の利上げを計画しているとしても、それを間違いなく実行するわけではないとみられている。一部の市場関係者は「ウィリアムズ総裁の見解は極めてタカ派的」と指摘しており、当面の株式・為替相場に一定の影響を与えるのではないか?と警戒しているようだ。

《SY》

 提供:フィスコ

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