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【通貨】1月4日のNY為替概況


 4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円01銭から119円50銭へ上昇し119円30銭で引けた。

予想を下回った米国の12月ISM製造業景況指数や建設支出を嫌ったドル売り、リスク回避の円買いが優勢となったのち、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁やメスター・クリーブランド連銀総裁が米国経済の強さを強調し政策が依然緩やかな引き締めの軌道にあることを明らかにしたためドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.0905ドルから1.0781ドルへ下落し1.0835ドルで引けた。米連銀関係者のタカ派発言を受けて欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は、129円86銭から128円70銭へ下落。予想を下回った中国や米国の製造業指数を受けて世界経済への警戒感が強まったほか、サウジアラビア、サウジ同盟国のバーレーンがイランとの外交関係を断絶したとの報道を受けた地政学的リスクの上昇懸念にリスク回避の円買いが加速。

ポンド・ドルは、1.4766ドルから1.4663ドルへ下落した。低調な英国の製造業指数を嫌ったポンド売りが優勢となった。

ドル・スイスは、0.9987フランから1.0063フランへ上昇した。



[経済指標]・米・12月ISM製造業景況指数:48.2(予想:49.0、11月:48.6)・米・11月建設支出:前月比-0.4%(予想:+0.6%、10月:+0.3%←+1.0%)・米・12月製造業PMI改定値:51.2(予想:51.1、速報値:51.3)

《KY》

 提供:フィスコ

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