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【市況】日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は4日ぶり大幅反落、構成銘柄のうちファーストリテなど216銘柄が値下がり


4日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり5銘柄、値下がり216銘柄、変わらず4銘柄となった。

日経平均は4日ぶり大幅反落。昨年末比492.30円安の18541.41円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。12月31日の米国市場では、原油の供給過剰懸念や軟調な経済指標を受けて、NYダウは前日比178ドル安となった。こうした流れで日経平均は215円安からスタートしたが、寄り付き後は18951.12円(同82.59円安)まで下げ渋る場面があった。ただ、その後中国の12月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったことなどから下げ幅を急速に広げ、一時18518.60円(同515.11円安)まで下落した。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり、1銘柄で日経平均を約64円押し下げた。前場後半に入ると日経平均の下落に連れ下げ幅を広げ、前引け時点で3.8%安となった。昨年10月安値(41650円)を割り込み、同1月以来の安値水準を付けている。日経平均構成銘柄では、アドバンテス<6857>や住友化<4005>が5%を超える下げで下落率上位となった。住友化は関連会社ペトロ・ラービグによるアナウンスがネガティブ視された。

値上がりしたのは国際石開帝石<1605>など5銘柄にとどまった。原油先物相場が時間外取引で大きく上昇し、国際石開帝石など原油高メリット銘柄に資金が向かった。在テヘラン大使館襲撃を受けて、サウジアラビアがイランとの外交関係断絶を発表している。値上がり寄与2位の東芝<6502>は、産業革新機構が同社の再建を支援すると一部メディアで報じられている。


*11:30現在


日経平均株価  18541.41(-492.30)

値上がり銘柄数  5(寄与度+0.73)
値下がり銘柄数 216(寄与度-493.03)
変わらず銘柄数  4

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<1605> 国際石開帝石 1210 24.5 +0.38
<6502> 東芝 255.1 5.2 +0.20
<5002> 昭和シェル 990 2 +0.08
<7011> 三菱重工 534.5 1.2 +0.05
<5411> JFEHD 1922 2 +0.01

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 41020 -1620 -63.55
<9433> KDDI 3041 -113 -26.60
<6954> ファナック 20480 -600 -23.54
<9984> ソフトバンクG 6015 -124 -14.59
<6971> 京セラ 5495 -159 -12.47
<7267> ホンダ 3758 -152 -11.93
<6988> 日東電 8620 -292 -11.45
<6762> TDK 7550 -270 -10.59
<6367> ダイキン 8634 -267 -10.47
<4523> エーザイ 7843 -220 -8.63
<6902> デンソー 5612 -206 -8.08
<4452> 花王 6059 -196 -7.69
<4503> アステラス薬 1692.5 -39 -7.65
<9735> セコム 8059 -181 -7.10
<4324> 電通 6500 -180 -7.06
<8035> 東エレク 7153 -169 -6.63
<9613> NTTデータ 5730 -150 -5.88
<4543> テルモ 3705 -75 -5.88
<4519> 中外薬 4095 -145 -5.69
<2914> JT 4328 -143 -5.61

《NH》

 提供:フィスコ

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