市場ニュース

戻る
 

【経済】(中国)造船業界の低迷は継続、10年ぶりに国営造船会社が破産


中国の造船業界の低迷が続いている。国内メディアによると、国営造船会社である舟山五州船舶修造有限公司(五州船舶)はこのほど、破産を宣告した。国営造船会社の破産は10年ぶりになるという。

同社は2001年10月に設立し、登記資本金は5000万元。昨年9月にデフォルト(債務不履行)に陥り、従業員の給与支払いも怠っていた。2015年から民営造船会社の倒産が相次いでいたが、国営造船会社の倒産は珍しいと指摘された。

統計によると、2015年1-11月の業界新規受注は前年同期比で59.1%減少した。世界経済の回復遅れが目立っている中、業界の経営環境の悪化がしばらく継続する恐れがあると警戒されている。

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均