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【材料】国内大手証券、電線3社合計の営業利益は16年3月期、17年3月期とも10%超の増益予想

 野村証券の電線セクターのリポートでは、各社とも情報通信分野は光ファイバー、光関連部品などが好調と指摘。ワイヤーハーネスなどの自動車関連は、中国の自動車生産の回復などにより、業況は前四半期より改善しているとみて、排ガス不正問題の影響もあまり出ていないと想定。FPCやリードフレーム用の伸銅品、超硬工具などは足元で減速感が出ているものの、その他の部門の好調で、電線3社合計の営業利益は16年3月期、17年3月期とも10%超の増益を予想。

 個別では、来期以降も光関連や国内のリストラ効果が期待できるフジクラ<5803>を最も強気に、住友電気工業<5802>も足元のハーネスの数量回復で堅調な業績が予想されると解説。古河電気工業<5801>は、「割安感はない」としながらも、高い増益率を達成できると分析している。
《MK》

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