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【市況】フィンテック関連に広がりが見られるか/ランチタイムコメント


 日経平均は続伸。61.78円高の19044.01円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えた。米株高の流れから買い先行で始まり、節目の19000円を回復。19100円を回復した後は、こう着感の強い相場展開となったが、大納会で市場参加者が限られている中、想定内のこう着だろう。
 セクターでは食料品、電気機器、精密、電力ガス、ゴム製品、機械、輸送用機器などがしっかり。一方で、水産農林、保険、建設、石油石炭、医薬品などが小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が過半数を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも上昇している。

 日経平均は19000円を回復し、その後はこう着ではあるが、19000円を上回って推移が続いており、底堅さが意識される。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、富士フイルム<4901>、TDK<6762>などが指数をけん引している。特に電子部品株などは米アップルの下げの影響等を受けていたこともあり、アップル反発の流れから、ショートカバーが引き続き期待される。
 また、日水<1332>、東京ドーム<9681>は売り買いが交錯しているが、さくら<3778>がストップ高をつけている。フィンテック関連への広がりが見られるかが注目されるところである。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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