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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は反発、自動車セクターが指数の上昇をけん引


【ブラジル】ボベスパ指数 43764.34 -0.57%
28日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比250.60ポイント安(-0.57%)の43764.34で取引を終えた。44087.02から43709.01まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは23、値下がりは38、変わらず2であった。

27日(日)発表の中国の1-11月工業利益がマイナスとなったことを受けて、原油や鉄鉱石、銅などの需要後退懸念がブラジル株の売りにつながった。また、ブラジル中央銀行が28日に発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-3.70%(前回-3.70%)、2016年が-2.81%(前回-2.80%)となり、景気後退継続の可能性への懸念も売り材料になった。

【ロシア】MICEX指数 1731.20 -0.17%
28日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比3.01ポイント安(-0.17%)の1731.20で取引を終了した。1736.15から1722.97まで下落した。

28日の上海総合指数が大幅安となり、欧米でも株安となる状況に、ロシア株も連れ安になった。また、ロシア経済省がウェブサイトで公表したといわれる11月GDPが5カ月ぶりにマイナスに転じたことや、ブレント原油先物が反落したことも、ロシア株の売り圧力になったもよう。ルーブル安によるインフレ懸念もみられた。

【インド】SENSEX指数 26034.13 +0.76%
28日のインドSENSEX指数は反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比195.42ポイント高(+0.76%)の26034.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同64.10ポイント高(+0.82%)の7925.15で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。自動車セクターが指数の上昇をけん引。タタ自動車が2016年のナノ新モデルの生産計画を発表したことが好感されたもようだ。また、通貨ルピーが米ドルに対して上昇していることも支援材料となった。

【中国本土】上海総合指数 3533.78 -2.59%
28日の上海総合指数は大幅に値下り。主要指標の上海総合指数は、前営業日比94.13ポイント安(-2.59%)の3533.78ポイントと反落した。

朝高の後に売られる流れ。政策期待の高まりは支えになるものの、需給悪化の懸念が投資家心理を冷やした。大株主などによる保有株の売却禁止措置(今年7月8日から実施)が近く解除されると伝えられたことが改めて嫌気されている。「年末に向かい、換金売りが出ている」との見方も広がった。指数は中盤以降、下げに拍車がかかっている。

《NH》

 提供:フィスコ

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