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【市況】NY株式:ダウは23ドル安、軟調な原油相場を嫌気


28日の米国株式相場は下落。ダウ平均は23.90ドル安の17528.27、ナスダックは7.51ポイント安の5040.98で取引を終了した。朝方は、中国の11月工業利益が6ヶ月連続の減少となったほか、同国の新規株式公開(IPO)における新制度導入で既存上場株への需要懸念が広がり、中国株が下落した流れを受けて米国株も売られた。また、先週上昇基調にあったNY原油先物相場が一時3%強下落したことも嫌気されたが、緩やかに下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、商業・専門サービスやソフトウェア・サービスが上昇する一方でエネルギーや素材が下落した。

原油相場の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は、同社CEOが傷病休暇を取得していることが報じられ、下落。一方で、エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はスターウォーズ最新作の好調な興行成績を受け、上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は有料会員の新規加入者数が300万人に達したことが好感され、堅調推移となった。

今週は年末年始で閑散取引となることが予想されるが、米国株式相場は元旦を除いて通常取引となる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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