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【市況】<マ-ケット日報> 2015年12月28日

 週明けの市場は日経平均が6日ぶりに反発。終値は前週末比104円高の1万8873円だった。ここまで5日続落してきた値頃感から終盤にかけて押し目買いが優勢に。受け渡し日ベースで新年入りしたことも売り圧力の後退観測につながった。ただ、東証1部の売買代金は連日で本年最低を記録するなど盛り上がりは欠いている。

 前週末の米国市場はクリスマスのため休場。外部からの材料不在で迎えた本日の東京市場は、前場こそ様子見気分が強かったが、後場からは下値の堅さを確認した買いが入り出し、ようやく反発らしい反発となった。寄り前に発表された11月の鉱工業生産が事前予想を下回ったことが前場の重しとなったが、それをこなしての後場の上昇は目先の下値到達感を得た印象がある。出来高の少なさが上げ幅の少なさにつながっているが、今晩から米市場が動き出せば、多少はボリュームも戻ってこよう。本日は12月決算銘柄の配当落ち日(権利落ち分は日経平均で約26円)で、落ち分を埋めてきたことも多少は明るい材料となりそう。下値75日移動平均線(1万8795円)にサポートされているうちにリバウンド幅を広げておきたいところである。

 今週の主なスケジュールは28日(月)11月の鉱工業生産指数、29日(火)米10月の住宅価格指数、30日(水)東証大納会、1日(木)米市場休場、マイナンバー運用開始などとなっている。(ストック・データバンク 編集部)

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