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【市況】東京株式(大引け)=20円安、5日続落で売買代金は今年最低

 25日の東京株式市場は市場エネルギー不足のなかで引き続き買い手控えムードが強かった。ただ、下値を売り込む動きもなく、日経平均株価は小幅安で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比20円63銭安の1万8769円06銭と5日続落。東証1部の売買高概算は19億1288万株、売買代金概算は1兆6049億円。値上がり銘柄数は509、対して値下がり銘柄数は1362、変わらずは65銘柄だった。売買代金は2兆円を大きく割り込み今年最低となった。

 きょうの東京市場は、終始方向感を欠きプラス圏とマイナス圏を往来する動きとなった。クリスマス休暇で機関投資家の参戦が限られ、商いは低調。前引け時点ではプラスだったが、後場は一貫して弱含む展開となった。原油価格足もと下げ止まる兆しをみせているものの、前日の米国株市場でNYダウが反落したほか、為替が1ドル=120円近辺で円高に推移したことで主力株を中心に模様眺めムードが強まった。下値を売り込むような動きもなかったが、きょうは受け渡しベースで年内最終日ということもあってポジション整理の手仕舞い売りが軟調地合いを助長した。

 個別では、日本水産<1332>が続急騰で値上がり率売買代金ともに東証1部トップ。村田製作所<6981>、小野薬品工業<4528>も高い。日本ペイントホールディングス<4612>が買われ、生化学工業<4548>、日本光電<6849>、イーレックス<9517>も物色人気。アダストリア<2685>も上昇した。

 半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も下落。東京電力<9501>が大幅安、関西電力<9503>も大きく売られた。チタン工業<4098>、富士石油<5017>、住友大阪セメント<5232>なども安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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