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【市況】25日の株式相場見通し=自律反発期待の買い優勢、円高進行に対する警戒感で上値重い

 25日の東京株式市場は、きのうまでの4営業日続落で、日経平均株価が合計563円安と短期間に大幅下落となっていることへの反動から自律反発期待の買いが優勢となりそうだ。

 ただ、欧米、アジアなどの主要市場がクリスマスの祝日で休場となることに加え、週末に伴うポジション調整や、受け渡しベースの年内最終売買日に当たり、含み損を抱えた個人投資家から損益通算による節税対策の損失確定の売りも予想され、上値の重い推移となりそうだ。

 24日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比50.44ドル安の1万7552.17ドルと小幅反落。24日は、クリスマスの祝日の前日で午後1時までの短縮取引となり、市場参加者も少なく方向感に乏しい推移となった。ダウ平均株価は前日までの3日間で合計474ドルの上昇をみせていたこともあり、利益確定の売りが目立った。ナスダック総合株価指数は、前日比2.560ポイント高の5048.492と4日続伸した。
 25日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=120円20銭台での推移となっており、円高進行への警戒感が高まっている。

 日程面では、きものの販売・レンタル事業、結婚式場の運営などを手掛ける一蔵<6186>が東証2部に新規上場する。

 このほかに、11月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率・新設住宅着工戸数・企業向けサービス価格指数、10月の景気動向指数確報、14年度のGDP確報、11月の外食売上高、気象庁の3カ月予報に注目。海外では、クリスマスの祝日で、欧米、香港、韓国、シンガポールなど主要都市の株式市場が休場となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年12月25日 08時26分

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