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【市況】24日の株式相場見通し=4日ぶり反発も売買エネルギー不足の展開

 24日の東京株式市場は、22日、23日の米株式市場が続伸したことを好感して買いが先行し、日経平均株価は4日ぶりの反発となりそうだ。ただ、クリスマス休暇入りしている海外投資家が多いこともあり、引き続き市場エネルギー不足の展開が予想される。また、目立った手掛かり材料もないことから、売買ともに手控えられ、方向感に乏しい値動きとなりそうだ。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比185.34ドル高の1万7602.61ドルと3日続伸となり、この3日間の上昇幅は合計で474ドルとなった。NY原油先物価格WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が続伸し、1ドル=37ドル台を回復するなど上昇基調を強めたことから、エネルギー関連株を中心に買い戻しが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比44.822ポイント高の5045.932と3日続伸した。
 24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=120円90銭台での推移となっている。

 日程面では、分譲住宅、注文住宅、中古住宅、マンション販売、その他の総合不動産事業を手掛けるケイアイスター不動産<3465>が東証2部に、ニュースワイヤー事業(プレスリリース配信サービス、クリッピングサービス)、インキュベーション事業(レンタルオフィス運営)を展開するソーシャルワイヤー<3929>が東証マザーズにそれぞれ新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁が講演、10月の毎月勤労統計確報値、日銀金融政策決定会合議事要旨(11月18~19日開催分)。海外では、印ロ首脳会談、米株式市場の取引時間短縮が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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