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【市況】22日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅高、政策期待が支援材料に


22日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.30ポイント(0.26%)高の3651.77ポイントと続伸した。上海A株指数は9.36ポイント(0.25%)高の3822.45ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が11.07ポイント(2.63%)高の431.48ポイント、深センB株指数が12.47ポイント(0.94%)高の1336.65ポイントで引けた。

政策期待が支え。翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が21日に閉幕し、景気下支えを強化する方針が示されたことが好材料だ。同会議ではまた、「積極的な財政政策と穏健な金融政策」を推進し、財政出動をさらに拡大する方向性なども確認された。ただ、上値は重い。上海総合指数は昨日、約4週ぶりの高値を回復しているため、利食い売り圧力がやや強まった。

業種別では、不動産株の上げが目立つ。大手の金地集団(600383/SH)が8.7%高と続伸で引けた。前述した中央経済工作会議で、「不動産在庫の解消」を進める方針が示されたことを好感している。素材関連株も軒並み上昇。建材の安徽海螺水泥(600585/SH)が
2.8%高、鉄鋼の宝鋼(600019/SH)が2.1%高と値を上げた。同会議では、「過剰生産能力問題の解決」に努めることも強調されている。ハイテク関連株、消費関連株、証券株なども物色された。

【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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