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【特集】サンコーテクノ Research Memo(8):株主還元の意識高く、「安定増配」を志向


■株主還元

サンコーテクノ<3435>は株主還元を重要な経営課題と位置付け、配当による還元を基本方針としている。株主に対する利益還元の意識は高く、単なる「安定配当」ではなく、「安定増配」を志向している点が特徴的だ。増配を強く志向するのは、継続的な利益成長に対する同社の自信の表れであるというのが弊社の理解だ。

2015年3月期は15円の配当を行った。表面上は前期比横ばいだが、2014年3月期は2.5円の50周年記念配が含まれていたため、普通配のベースが引き上げられたということになる。2016年3月期については、期中で通期予想を下方修正したにも関わらず、期初の3円増配の18円という配当予想を維持している。この背景には2017年3月期に再び成長軌道に回帰することへの同社の強い自信があると弊社ではみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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