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【市況】東京株式(大引け)=29円安、商い低調のなか小幅続落

 22日の東京株式市場は方向感を欠き、日経平均株価は前日終値近辺を軸にもみ合う展開となった。結局大引けは小幅マイナス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比29円32銭安の1万8886円70銭と小幅ながら3日続落。東証1部の売買高概算は19億7459万株、売買代金概算は1兆9347億4000万円。値上がり銘柄数は809、対して値下がり銘柄数は1004、変わらずは120銘柄だった。売買代金は活況の目安とされる2兆円を12月7日以来11営業日ぶりに下回った。

 きょうの東京市場は終始、方向感に乏しい展開となった。下げ止まらない原油市況に対する警戒感は強いものの、前日の米国株市場が反発に転じたこともあって、足もとの投資家の不安心理は後退。ただ、全般はクリスマス休暇に伴う市場エネルギー不足のなか、投資家の節税対策売りなども観測され上値も重かった。外国為替市場で1ドル=121円台前半の推移と円高含みに推移したことも買い手控え要因となった。後場は商い低調のなか“閑散に売りなし”を地で行く展開となり、下値に対しても底堅さを発揮し、前日終値を挟んで狭いレンジでの往来を繰り返した。

 個別では、JR西日本<9021>が大幅高、JAL<9201>も高い。キヤノン<7751>がしっかり、大成建設<1801>も堅調。ミツミ電機<6767>、アニコム ホールディングス<8715>が急伸、ウェルネット<2428>も値を飛ばした。ペプチドリーム<4587>も活況裏に大幅上昇となった。半面、東芝<6502>が大幅安となり、キリンホールディングス<2503>も売られた。ファーストリテイリング<9983>が軟調、ソニー<6758>も冴えない。さくらインターネット<3778>が利食われ、神戸物産<3038>も安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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