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【市況】日経平均は続落、一時300円超の下落も底堅さ見せる/相場概況


日経平均は続落。18日の米国市場では、引き続き原油先物価格の下げが嫌気され、NYダウは367ドル安となった。シカゴ日経225先物清算値は18780円となり、本日の日経平均もこうした流れを受けて141円安からスタートした。その後も下げ幅を拡大し、前引け前には一時18651.13円(前週末比335.67円安)まで下落した。ただ、売り一巡後はアジア株のしっかりとした推移を背景にじりじりと下げ幅を縮め、前週末の終値近辺まで値を戻す場面があった。

大引けの日経平均は前週末比70.78円安の18916.02円となった。東証1部の売買高は23億5580万株、売買代金は2兆5382億円だった。業種別では、証券、金属製品、精密機械が下落率上位だった。一方、非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>などが軟調。村田製<6981>やパナソニック<6752>は2%超の下落。前週末に決算発表した日本オラクル<4716>や、一部証券会社の目標株価引き下げが観測されたSUMCO<3436>は下げが目立った。また、業績観測が報じられた東芝<6502>が10%近い下落で、TOWA<6315>、日本アジア投資<8518>などとともに東証1部下落率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、NTT<9432>、キヤノン<7751>、富士重<7270>、マツダ<7261>などが堅調。取引時間中に業績観測が伝わったキリンHD<2503>は急速に切り返した。また、さくら<3778>が4日連続のストップ高で、PD<4587>、テクマトリックス<3762>などとともに東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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