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【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2015年12月18日

 今週の日経平均終値は18986円80銭、前週末比243円68銭安でした。

 日経平均は6週連続高のあと、これで3週連続安となりました。年末高機運もありましたが、ひとまず今月上旬に示現した2万円がこの戻り(年内)のピークとなった感があります。先物主導の戻り相場らしく日経平均は簡単に派出な上下動を繰り返します。本日は日銀の追加措置を材料にイベントドリブン型のヘッジファンドが激しく売買し、1日の値幅900円近い乱高下(515円高から371円安まで)を演じました。ただ、材料的には本日の日銀の追加措置(緩和とは言えないが、市場は3000億円のETF購入枠拡大を一時好感)を超える材料が年内には出そうになく、昨日の米FOMC終了とあわせ株価を大きく動かす材料は年内出尽くし。日経平均も2万円を超えるには日程的にも年内は厳しそうです。やはり大勢的な三角もち合い(8月高値と9月安値を起点に、上値切り下げ、下値切り上げを描いていくトライアングル型のフォーメーション)が今しばらく継続されて行くのではないでしょうか。来週からは海外投資家が徐々にクリスマス休暇、国内機関投資家も正月休みに向けてポジション構築は控えます。自ずと個人中心の個別株物色(もちつき相場)となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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