市場ニュース

戻る
 

【市況】18日の株式相場見通し=大幅続伸の後受け一服、金融政策決定会合を注視

 18日の東京株式市場は、きょうまでの2日間で日経平均株価が合計787円と大幅上昇した反動に加え、週末のポジション調整の売りも想定されることから、日経平均株価は上昇一服となりそうだ。さらに、前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が4日ぶりに大幅反落となったことも売り材料となりそうだ。また、市場関係者の関心はあまり高くないものの、市場の一部には、日銀の金融政策決定会合での追加緩和に期待する向きもある。

 17日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比253.25ドル安の1万7495.84ドルと4日ぶりの大幅反落となった。きのうまでの3日間の大幅上昇に対する反動による利益確定に加え、NY原油先物価格の下落や、外国為替市場でのドル高進行が投資家心理を悪化させた。ナスダック総合株価指数は、前日比68.579ポイント安の5002.553と4日ぶりに反落した。
 18日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=122円50銭台での推移となっている。

 日程面では、プリントシール機およびその関連製品の企画・開発・販売を手掛けるフリュー<6238>が東証1部へ、情報セキュリティー製品の開発・販売のアークン<3927>が東証マザーズへ、種苗の輸入販売並びに生花の生産および卸売のアートグリーン<3419.M>が名証セントレックスへそれぞれ新規上場する。

 このほかに、黒田日銀総裁の会見、11月の全国百貨店売上高、11月の電力需要実績速報、11月の粗鋼生産速報に注目。海外では、映画「スター・ウォーズ」7作目の世界同日公開が焦点になる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均