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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は122円台で推移か、米金利先高観は後退せず、円売り継続も


17日のドル・円は東京市場では122円21銭から122円64銭で推移。欧米市場でドルは122円88銭まで続伸し、122円55銭で引けた。

本日18日のドル・円は122円台で推移か。米国株は反落したが、米金利の先高観は後退していないことから、リスク選好的な円売りは継続する可能性がある。

17日の欧米市場ではドルが各通貨に対して一段高となった。オーストリア中央銀行のノボトニー総裁は「かなりの期間、米国と欧州中央銀行の金融政策は相違することになると予想する」と述べたことがドル買い材料となったようだ。市場関係者の間では、米国の政策金利は2018年頃にかけてゆるやかに上昇していくとの見方が広がっており、その間、ドルは上昇を続けるのではないか?との声が聞かれている。

16日に行われたイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見では「純輸出はドル相場などに抑制された」、「ドル高もインフレを抑制」との見解が表明されており、ドル高が米国経済に与える影響について言及している。一部の市場関係者は、利上げを継続することによってドル高が進行した場合、インフレは著しく(予想以上に)抑制されるのではないか?と指摘している。

ドル高は純輸出を抑制するとの見方は定着しつつあることから、次回以降の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、ドル高がインフレや純輸出に与える影響について議論される可能性がある。

《SY》

 提供:フィスコ

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